東北コットンプロジェクトの活動内容

栽培地の目的および作付け状況

  • 宮城県仙台市荒浜圃場(1.2ヘクタール)

    仙台東部地域綿の花組合のみなさん
    生産地:
    仙台東部地域綿の花組合
    目的:
    綿生産地化による新産業・雇用創出を目指す
    栽培面積:
    1.2ヘクタール
  • 宮城県名取市圃場(0.4ヘクタール)

    耕谷アグリサービスのみなさん
    生産地:
    耕谷アグリサービス
    目的:
    除塩による農地再生
    栽培面積:
    0.4ヘクタール

綿栽培を開始した理由

稲作地帯であった荒浜地区・名取地区は、東日本大震災により用水路・排水路や排水ポンプ等、稲作に必要な全てのインフラ(またはその一部)が破壊されたのに加え、津波が農地を浸水し土の塩分濃度が上がったため、現在、米の栽培ができなくなっています。一般的な塩害対策として、政府の支援のもと農地に真水を注入し代掻きを行い、土壌中の塩分を水に溶かして排水する作業が進行中ですが、荒浜地区・名取地区は排水施設が破壊されているため、この塩害対策も実施できないところがほとんどです。私たちはこのような被災農地の状況の中、震災復興、農業再生という目標に向かい、耐塩性の高い「コットン」を栽培し、農業を再開すること、さらには、仕事を失っていた農家の離農予防や雇用創出等を行いたいと考えています。すでに数件の被災農家がコットンの栽培へと動き出されています。また、多数のアパレル関連企業の皆様に、本業を通じて復興支援につながる本プロジェクトへ賛同していただき、コットンを使った製品の製造・販売活動へも動き始めています。

活動方針

東北コットンプロジェクトは、被災農家からアパレル企業までがTEAMとなって、原料になるコットンの栽培から製品の販売までを行い、「東北コットンプロジェクト」ブランド商品をあなたへお届けしていきます。あなたには、商品を買っていただくことで、プロジェクトTEAMの一員となっていただき、東北の被災農家への支援に協力していただきたいと思います。

活動内容

  1. 1.「綿」への転作支援  〜津波被害をうけた農地の再生〜
  2. 2.新しい雇用の創出と地域復興  〜安定した農産業による雇用の確保〜
  3. 3.アパレル事業の創造  〜農業→紡績→商品化→販売を一貫する事業開発〜

1.「綿」への転作支援 = 農業再生

津波被害をうけ稲作ができない農地を、自然に強い「綿」で再生する。

日本国内で商業的なコットン栽培は行われておらず、栽培技術や栽培インフラがきわめて不十分です。このためプロジェクトTEAMでは以下の活動を行っています。

  • 種の提供
  • コットン栽培の技術指導
  • 種まき、草取り、収穫時に必要な人的援助
  • 綿に使用できる除草剤、殺虫剤の農薬登録拡大・新規登録
  • ジニング行程の支援(収穫時にワタと種を取り分ける行程)
    など

2.3. 綿をつくることは、未来をつくること。

新事業を創造する 〜農業→紡績→商品化→販売を一貫するアパレル事業の開発〜

被災農家がコットンで収入を得られること、すなわち農産業として確立することが最も大切なことの一つです。このため、プロジェクトTEAMでは以下活動を行っています。

  • 収穫したコットンの全量買い取り
  • 収穫したコットンを市場価格より高く買い取る (2011年)
  • 行政への農産業化に向けた協力支援依頼
  • コットンのワタ以外での収益モデルの検討(製紙、精油など)

また、買い取ったコットンが魅力ある「東北コットンプロジェクト」商品として、多くの「あなた」に継続的にお届けできることも大切です。このため、プロジェクトTEAMでは以下活動を行っています。

  • 東北コットンを使った商品の企画、製造、販売
  • 東北コットンプロジェクトを多くの人に知ってもらうための広報活動
  • 原料から製糸、製造、販売まで一貫した「東北コットンプロジェクト」ブランドの構築
東北コットンの目的