活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

荒浜草取り

2012.09.15

猛暑が続いたこの夏、綿はぐんぐんと育ちました。そして雑草も!

生産農家さんにとっては、草との戦いの夏でした。朝取っても夕方また生えてくるような雑草が、7ヘクタールの綿畑に猛烈に増殖。試験的に始まった綿栽培は、除草剤や農薬を使っていないため、草取りは人の手で行わなければなりませんが、その人手が圧倒的に足りません。夏の間、地元のボランティアの方々はじめ、近隣の中高校生・大学生、チームメンバーなどが毎日入れ替わりで草取りに参加しましたが、なかなか追いつかない状態でした。

少しでも多くの綿を元気に育てるために、と9月15日に草取り&花見の会として、大人数で草取りに取り組みました。今回は地元の社会福祉協議会やフェイスブックでも参加を募集、130名ほどが集合しました。

7月末に中学生の草取り体験をレポートしましたが、雑草はまだまばらに生えている程度でした。その頃ある程度草を取った畑は綿も順調に成長して、1メートルほどの高さになっています。しかしすぐ隣の、草取りが追いつかなかったところは、一面雑草しか見えません。生い茂る雑草の中から綿を助け出す、そんな作業となりました。

一見すると全く見当たらず、本当に芽が出ているのだろうか、と思うほど雑草に埋め尽くされているのですが、かき分けていって綿の葉を見つけると、「あった!」と思わず歓声が。埋もれている綿のまわりをきれいに刈ると、ちゃんと綿畑になっていきました!

また雑草のほか、害虫の被害も発生していました。オオタバコガという蛾の幼虫で、トマトやナスなどの野菜にもつきますが、東南アジアでは綿の害虫として有名とのこと。綿は油脂も糖分もあるので、害虫の格好の標的だそうです。草取りした畑でも一部大量に発生している場所があり、コットンボールに入り込んでいたり、花から茎の中に入りこんで中を食べてしまい、そこから上の部分が枯れてしまっているものがかなり見つかりました。害中対策も来年以降の課題です。

お昼をはさんで、午後はさらに強敵、ジャングル状態の畑に挑みました。取った草がすぐに山盛りになってしまい、それを運ぶだけでも大仕事。畑の両サイドから草を取っていき、なんとか取りきれるかと思いましたが、残念ながら時間切れ。100名以上で数時間かけても畑1枚終わらない大変な作業、生産農家さんの苦労を実感します。

草を取り終わった畑には、小さいけれどしっかリ育っている綿が整然と並んでいます。花が咲き、コットンボールをつけた枝もありました。収穫まであと2ヶ月、なんとか育って実りを迎えてほしいですね!