活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

東北コットンフェア2013

2013.04.26

2年目の東北コットンが、製品になりました!

昨年は収穫量が少なかったため、東北コットンプロジェクトとして、デニムやポロシャツ、タオル、ストールのみの販売でしたが、今年は違います。害虫や雑草対策に悩まされながらも、荒浜415.5kg、名取52.3kg、そして宮城県農業高校2.3kgの計470kgと昨年の6.5倍収穫することができました。この東北コットンを2~3%、残りをオーガニックコットンを使用した混紡糸を使い、プロジェクト参加ブランドがそれぞれオリジナルの製品を作り、販売します。
プロジェクトチームは現在約70団体と広がっており、今年製品を販売するのも約30ブランド。4月から順次販売が始まりますが、そのお披露目イベントとして、「東北コットンフェア2013」が4月26~27日、日本橋高島屋で行われました。

アパレル製品は、caqu、ikka、UNITED ARROWS green label relaxing、FRAMe WORK、CIAOPANIC TYPY、haco.、 LOWRYS FARM、VIRI-DARIなどの商品が並びました。Tシャツやカットソー、ブラウス、チノパンなど、アイテムもデザインも豊富です。実ったコットンを思わせる白いシンプルな商品もあれば、カラフルな色やユニークなプリントが楽しいものも。キッズサイズのものもあり、ファミリーでお揃いも着られますね。

服以外の製品は、さらにバラエティが広がりました。すでに販売が始まっていたのは天衣無縫、髙島屋、高澤織物、トクダ、丸栄タオル。手触りのいいタオルやストール、ブランケット、またかわいらしい手ぬぐいもありました。こちらも素朴なアースカラーのほか、綿畑や東北をイメージした色柄やきれいな発色のものも多く、明るい印象です。

プロジェクトには、アパレル企業以外の参加もあります。栄紙業は、綿を取ったあとの、茎の部分を使用した紙製品を発売。貴重な収穫物を余さず使っています。昨年、東北コットン100%の糸で織ったタペストリーを宮城県庁に寄贈しましたが、こちらを織った大水さんのブランドAya綾/AyaAyaがそのタペストリー柄のストールを商品化しました。日本航空は、チーム内のアパレル企業とコラボレートしてオリジナルアイテムを開発、マイルからの交換が5月から始まるそうです。

今回発表になったブランド以外にも、今後続々と製品が発売になる予定です。商品はプロジェクト参加企業がそれぞれのショップで販売しますが、商品には「東北コットンプロジェクト」の紙タグがついています。こちらを目印に、お気に入りの東北コットン商品を、ぜひ見つけてみてくださいね!