活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

2015東松島収穫祭

2015.11.22

プロジェクトチームが種まきに参加した東松島農場の綿花収穫祭が、11月22日に行われました。

大きな被害を受けた東松島市も徐々に復興が進み、仙台と石巻を結ぶ仙石線も今年5月に全線再開しました。東松島で始まった綿花栽培も3回目の収穫を迎えます。収穫祭にはチームメンバーのほか、近隣の方々も大勢参加しました。地元の方に聞くと、ここで綿花を栽培しているのは結構みんな知っている、とのこと。昨年初めて来たという農場近くの大塩小学校の子どもたちや、小学校で綿花を育てているという石巻の方が家族で参加する姿もありました。「東松島の綿花」は、定着しているんですね。

綿花畑のお隣には、近隣の方が手がけるラベンダー畑が広がり、きれいな花を咲かせていました。収穫祭を盛り上げる歌や演奏、飲食の屋台はほとんどが地元の方々の手によるもので活気にあふれていました。
「ここを被災者の癒しの場、人の集まる場所にしたい」という目標は、実現しつつあります。

1、2年目は収穫祭の時点ではコットンボールがあまり開いていないという状態でしたが、今年は白い綿がずいぶん見られました!露地の畑は80アール、ビニールハウス250坪と栽培面積を抑えての取り組みが結果を出しつつあるのではないでしょうか。
200人を超える参加者が畑とビニールハウス、二手に分かれて収穫しましたが、ハウスの方は想像以上に開きがよく、時間内ではとりきれなかったほど。この日は合計80キロほど収穫できました。名取農場同様、畑には開いていないコットンボールがまだまだたくさんあり、これから2月頃までかけて徐々に収穫していくことになります。収穫のお手伝いは大歓迎、とのこと。興味のある方は、ぜひ綿摘みを体験しに行ってみてください!