活動レポート東北コットンプロジェクトの活動レポートです。

2016年種まき

2016.05.14

東北コットンプロジェクト、2016シーズンの栽培が始まりました!

東松島農場では、チームメンバーやボランティアが集まって、綿の苗を畑に植えました。昨年ここで採れた種をポットにまき、ビニールハウスの中で育てた苗をていねいに畝に植えていきます。5月のさわやかな天気の中、ふだん農作業とは無縁のメンバーも気持ちいい汗を流しました。

夏の草取り、秋の収穫と、いつでも誰でもボランティアを募集しています。興味のある方は赤坂農場に問い合わてみてくださいね。
(イーストファームみやぎ tel:0229-58-2105)

東北コットンプロジェクト出発の地、仙台市若林区荒浜。甚大な津波被害により、何もなくなった土地に綿の種をまいたことからスタートしました。被災して避難所生活を送っていた荒浜の生産者さんたちもみなさん市営住宅等に移り、農業生産法人荒浜アグリパートナーズを立ち上げて大規模な農地で農業の復興に取り組んでいます。

少ない人数で本業の米、大豆に専念しており、綿の栽培は復興のシンボルとしてできる範囲で行うことにしていましたが、今年は社員3年目の若い担当者佐藤さんが、栽培を成功させた名取の佐々木さんから手ほどきを受け本格的に収穫を目指しています。早くからハウスで育てた苗は、立派に成長!すでにゴールデンウィークに半分畑に定植し、しっかり育っていました。期待大です!
荒浜は近隣や県内外の学校との交流を大切にしています。子どもたちに収穫のよろこびを味わってもらいたい、そんな思いで荒浜の綿花は育っています。

昨年、真っ白な綿が畑一面に実る、という見事な光景を見せてくれた名取農場では、すっかりおなじみ、耕谷アグリサービスの佐々木さんがさらに収穫量をめざして研究にいそしんでいます。5月中旬にはすでに70アールの畑すべてにビニールマルチがかけられ、苗の植え付けが終わっていました。

4月の上旬に種をまき、40日ほどかけてビニールハウスで苗を育て広い畑に定植、ここまでをほぼひとりで作業しています。お疲れ様です!
佐々木さんは、7月3〜4日頃開花、その2ヶ月後に実をを付け、11月末に収穫、というスケジュールを明確に描いてます。「昨年の収穫で喜んでくれた人を、もっとおどろかせたいんです」と力強いことばをいただきました。楽しみですね!